あの人も中小企業診断士。マスコミに登場する有名人

露出が少ない中小企業診断士

改めて言うことでもないのですが、中小企業診断士の資格者としてマスコミの露出はほとんどありません。

弁護士とは比べるまでもなく、資格の難易度が中小企業診断士と同等か、あるいはそれ以下という評価もある、社労士や行政書士、あるいはファイナンシャルプランナーや販売士などに比べても完全に負けています。

競っても、し方ありません。
中小企業診断士としてはちょっとさびしい気はしますが、そうなってしまう理由があるからです。

 

中小企業診断士がマスコミ受けしない二つの理由

一つは中小企業診断士が、個人の生活に密着した領域を扱う資格ではないということがあります。

これは、お金や、年金、法的手続きといった日常に潜む身近な問題を扱う他の資格に比べて圧倒的に不利な点です。

マスを対象にした媒体にとって、中小企業診断士が必要とされるテーマは取り上げ難いということです。

 

もう一つの理由は中小企業診断士がゼネラリストの資格であるということです。

ゼネラリスト資格であるがゆえに、そのカバーする範囲は広いのですが、一つひとつの領域においては、それに特化した専門資格が必ず存在します。

それが、上で挙げた、社労士や、行政書士、FPや販売士なわけです。

たとえばコメントを求めようとする場合、ゼネラリストよりはスペシャリストになるのは当然です。

 

中小企業診断士の有名人

能書きが長くなりました。

では、数少ないネームバリューのある中小企業診断士を思いつくまま挙げてみましょう。

まず最初はこの人。
正直、迷ったんだですけど、基準はあくまでネームバリューです。
だったら、挙げないわけにはいきません。

三橋貴明

経済学者、作家。
保守派の論客としても知られる。

中小企業診断士取得を機に独立。
その名も三橋診断士事務所(現 経世論研究所)。

2ちゃんねる(現5ちゃんねる)での活動をきっかけに出版。
デビュー作は2007年の「本当に危ない韓国経済」。

以降の活躍はご存知のとおり。
なんと国政に立候補までされてます。
落選でしたが。

とにかく著作の数に圧倒されます。
年によっては月刊誌をしのぐ勢い。

さすがに内容にダブりは見られるものの、エビデンスを示しながら経済理論を分かり易く解説するタッチが好きで、数冊は読ませてもらっています。

中小企業診断士の試験科目に経済学がありますが、マクロ経済学をリアリティをもって理解するのに役立ちますので受験生にもお勧めです。

しかし・・

やはり触れねばならぬ。

ご存知のとおり、最近は私生活の方で慌ただしそうです。
3度めの結婚?、10代妻、DV、逮捕、勾留・・

たぶん、少なくとも当面はマスコミの露出は激減するでしょう。(泣)

 

さて、お次はこの人。
今度は文句なしのいい人キャラです。

金子哲雄

流通ジャーナリスト

バラエティ番組も含めてかなりマスコミの露出は多かったように思います。
お買い得情報なんかを色んな番組で紹介してくれてました。

ご本人は決してお笑いタレントではありませんが、カラミはそういう人たちが多かったように思います。
いわゆるイジられキャラ。

ということもあってか、中小企業診断士の肩書きはあまり前面に出されていなかったようです。

ですが・・
そうなんです、全部、過去形なんです。

2012年10月 41歳没

直前まで仕事をこなしながら、流通ジャーナリストらしく自らこだわりの葬儀を準備をされたことが話題になりました。

 

お次は女性です。
この人もネームバリューはピカイチ。

勝間和代

作家、評論家など。
説明するまでもありませんね。

著作本多数。
この人の言うことを実践しようとする女性、カツマーなる人種まで生まれました。

ただ、特に中小企業診断士を名乗ってはいません。

正直、なぜ中小企業診断士を取得しようとされたのか?みたいな。
公認会計士や、ビジネススクールの学位などが、中小企業診断士を凌駕しているからです。

ま、余計なお世話ですが。

ただ気になるのは、Wikipediaの書き方。

”中小企業診断士試験の合格者である。[要出典]”

中小企業診断士とは書いてないんです。
しかも要出典というのは裏が取れていないということ。

ひょっとして、2次のペーパーを合格して、実習は受けずに登録はしなかったのかもしれません。
もちろんそうなると、2次合格の権利も失効します。

お忙しい方なので、さもあらん。

 

さて、
ここまで、DV、故人、2次合格。

(苦笑)
やはり有名人に普通の中小企業診断士はいないのでしょうか?

待って下さい。
最後にご紹介するのは、正真正銘の現存する中小企業診断士。

高田旭人

でも誰ソレ?

ですよね。
この人の場合、肩書きを含めてのネームバリューということで。

「ジャパネットたかた代表取締役社長 高田旭人」

お父上だとインパクトあったんですが、息子さんです。
つまり2代目。

東大を卒業されて野村證券に勤めた後、海外留学を経て入社という、傍から見ると満を持してという感じですが、意外にも中小企業診断士を取得されたのは入社後。

お父さんの高田明さんがインタビューで旭人氏についてこんなことをおっしゃってます。

”(旭人が)コールセンターのトップにいた時は「経営を勉強する」と言って、2年で中小企業診断士の資格を取りました。やり出したら徹底してやるところがあります。”
<NIKKEI STYLE 出世ナビ>

忙しい中、中小企業診断士を取ったことがかなり高評価だったようです。

 

 

いかがでしたでしょうか。

分かってたことですが、有名人が乏しいことを証明したような形になってしまったような感じです。^^;

もし他にも、有名な方で、この人も中小企業診断士っていう方がいらしたらお知らせください。
でも、それって、知る人ぞ知るってことですから、趣旨が違うんですけどね。

もっとも、名を売るために中小企業診断士を目指す人はいないと思いますが。

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中小企業診断士

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